風然の仕事場 - 熊本・菊池 (株)風然 リフォーム 注文住宅



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風然の仕事場

2009 年 11 月 9 日 月曜日

私の実家の敷地内に風然の事務所はあります。

いろんな理由はありますが、一番は、もともと農業を営んでいたの自家には、『 蔵 』がありました。

その物置と化し、人がなかなか入らない蔵をなんとか復活させ、よりよい空気感の中での仕事。打ち合わせの間だけでも居心地の良さを伝えたいたい!!そんな気持ちから蔵のリフォームが始まりました!

とはいえ、予算と時間のバランス。自分一人での力を試すのと、職人さんの力を改めて思い知るため。

自分一人ですべてを作る!  にこだわって、実働7か月の時間をかけ、造りました。

まずは型付けから。中には、祖父の代から代々伝わる物などが、押し詰められており、合間を縫って行う片付けだけで、約3か月の日々を費やしてしまいました。その後も、今回は、すべてを自分で作る!そう意気込んで臨んだのもあって、合間を縫ってこつこつ一人でやっていたため、さらに半年の月日が過ぎ、蔵内の完成をやっと迎えることができました。

その模様を、何回かにわたって、紹介していこうと思います。

とりあえず、出来上がりの内装紹介からどうぞ!!

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内装仕様の紹介です。2階床材は小国産杉板30㎜。天井板は通気工法をとり小国産杉板12㎜を貼り。

1階床材は現場道板の古材。入口近辺はうちの畑で採れた土と石灰を主とした土間の三和土(たたき)。

天井・梁・柱は既存の杉材をそのまま生かし。造作材は蔵に眠っていた古農具や木材を再利用。

壁材は。主にい草の塗り壁。板張りはしつ{昔の衣装ケ-ス}を解体し切り合わせたもの。

飾り壁 兼 スクリーン として、漆喰の磨き仕上げ。

カラフルなところは、い草。シラス。100%自然素材の珪藻土を大きいサンプル帳として設置してます。

何より、蔵なので土造の約150㎜厚の壁が、その仕上げ材の効果をより高めてくれています。

そして何より、実際お越しいただいてこの空気感と質感をご体験ください。

心より、心をこめて、お待ちしております。

次回からは、当初の状態から、工事の過程と入口前に造作中の下屋(厠と炊場とデッキ)の模様など、

ご紹介させていただきますので、よろしければご覧ください。

もったいない。

2009 年 10 月 5 日 月曜日

『もったいない』 これは、昔から伝わる日本の文化であり、風然では、スローガンとしてかかげている言葉です。

よく聞く言葉ですが、そもそも  もったいない  とは、

もったい(勿体) = 物の本体(物体)

ないは、  否定した(無い)   です。

つまり、本来の意味では、物の本体を失うことを指していました。

ですが、もったいには重々しく尊大なさまという意味もあり、それを無しにすることから、畏れ多い。かたじけない。むやみに費やすのが惜しい。 といった意味で使われるようになりました。

なによりも、その本質的な意味としては、言葉の奥に秘められた物事体を超えた、物がそこにたどり着くまでの、「努力」「苦労」「時間」や「歴史」など、様々な者によって積み重ねられてきたことを、そのこと自体を【失ってしまう事】への無念と哀しみが込められているのです。

何気なく使っているこの言葉。みんな分かっているこの意味も、何気ない生活のリズムや社会の波によって流されているのが現状だと思います。

例えば、誰かがせっかく作ってくれたのに、目の前で壊してしまう。楽しみにしていた食後のデザート。食べようと思ったら、つい、こぼしてしまった。

その、失った物その物へと、そこにたどり着くまでの時間や苦労。もっといえば、そのもの自体が出来るまでの材料や手間などいろんなものが押しよせて、遂、とっさに、『もったいない』 と出てしまうものだと思います。

限りある資源を、ほんの一部の人々の利益や欲のために、無駄に使い、あまらせ、ゴミとして地球の負担にして戻す。  何よりも、【もったいない】ことだと思います。
海の夕日  

物を、買う。使う。食べる。着る。何にも悪くないんです。

ただ、それを【過剰に繰り返す】事。それが一番もったいないこと。できるだけ、無駄なく使うために、私たちにできる、 地球への・子や孫への・ おもいやりだと思います。

そのために、後で書きますが、私の家づくりやライフスタイルの提案により多くの方々が、賛同し、実行していただければ、とてもうれしく思います。

 

今、私たちにできること。  もったいないを実行しましょう。

ありがとうございました。

私の想い

2009 年 10 月 2 日 金曜日

想い

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