風然の仕事場 Vol.7~床つくり~ - 熊本・菊池 (株)風然 リフォーム 注文住宅



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風然の仕事場 Vol.7~床つくり~

2009 年 12 月 10 日 木曜日

今回は、床についてです。

まずは一階。この写真は、階段を一時撤去し、下の既存のコンクリート土間が見えています。

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これに下地を作り、床板を貼るのですが、今回は出来るだけあるで造りたいので、

床材は建築現場でよく見る道板の古材を使うようにしました。

とはいっても、現場のものだけあって、コンクリートや塗料が付いていたり、木のくせりが出ていたりしています。

そこで、サンダーで磨き横もまっすぐ切り落とし、削って貼り継がきれいにいくところから製材です。

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上が研磨前、下が研磨後です。現場でたくさん働きくたびれた道板が生き返りました。

これを貼っていくとこうなります。

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ちょっとわかりにくいですが、しっかりとした味わいのある床が完成しました。

やっばり100年弱という月日を重ねたこの蔵には、こういう物が一番合いますね(^^)

続きまして,2階です。

既存の床板をそのまま1Fの天井にし、その上に配線と防音と補強のため根太を施工します。

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その後、床板を貼ります。床板の特徴と小国産の杉板30㎜です。

製材所の方からジャンク品を安くいただいたので、施工は大変でしたがゴミも減らせてお金も安く済んだので良かったです(^^)

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切った断面です。こうして本実(ほんざね)加工してあるので、

しっかり組み込まれるし、表に釘やビスは出ないんですね~。便利です。

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張り終えたところです。なんとかきれいにおさまりました(^^)

やっぱり白木本来のは色はいいものです。これだけ厚いので耐久性にも保温性にも優れています。

仕上げ・メンテナンスは昔のぬか雑巾の代わりにお米のとぎ汁をバケツに移し、日々の雑巾がけできれいな艶が出てきます。

といっても、2週間から一カ月に一回ぐらいでもかまいません。汚れたら拭けばきれいが増していくので、

掃除もわくわくしてきます!!杉は柔らかい材料です。傷や汚れは付きやすいのですが、

少しの傷や汚れを気にして毎日は楽しく過ごせませんし、こうした毎日のお手入れでその傷や汚れも徐々になじみ、

木自体も強さを増していくのです。こうして月日を重ねるごとに、良くなっていくのが木の家なんです(^^)

というわけで、床に関してはこのくらいにしておきます。

 

さぁ、次回は壁です。乞うご期待!!

風然の仕事場 Vol.6~天井の役割~

2009 年 12 月 2 日 水曜日

今回は、屋根。天井についてです。

通常、1番目の写真に見えている様に垂木の上に野地板を貼り、ルーフィングという防水紙を貼り、瓦材が葺かれるわけなのですが、

その材質によって異なりますが、熱が下(居住空間)に伝わってくるわけです。

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そこで、天井裏をとってその天井に断熱材を敷いて、熱をしのぐのですが、その空間には、埃や害虫、動物などが

いすんだり、さらには外壁の面積・建物高が余分に多くなるなど、実は家づくりにおいての無駄が隠れています。

そこで、風然では天井裏を造らず勾配天井にし、熱を効率良く逃がすためのノウハウを入れ込むわけです。

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写真の通り、垂木の下に断熱材(D40)を貼ることでまず熱い空気を上昇気流の道を作り、棟部から抜くことができます。

さらに、天井の仕上げ材用下地とさらに断熱材の下に空気がある程度の密閉率でたまる空間ができるように下地を打ちます。

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後は仕上げの杉板を貼るだけです。

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開口されているのは、薪ストーブの煙突がくる予定の場所です。

元の天井より75mm厚さを増しましたが、夏の室内温度が天井の一番高いところから1mくらいのところで、

約10℃下がるという結果が出ました。これで、バッチリです!!サウナだった、二階が快適空間になりました。

以上。天井編は終了です。次回は床に入ります。

風然の仕事場Vol.4~土蔵の壁~

2009 年 11 月 12 日 木曜日

続きまして、こうみるとあっという間ですが、片づけと解体を終えたこの段階までで、

すでに、3ケ月にかかってます。。。。。そのあとには、崩れた壁の塗りこみ復旧です。

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こんな感じで、中の竹のえつりが見えちゃってます。

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崩れ落ちた壁の土を集め、ゴミや表層にあったモルタルを取り除いてます。

そこに、畑の土と、わらすさ、砂など、を混ぜ合わせ発酵させます。

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それを塗りつけるのですが、厚みが200㎜にもなるため、3回に分けて塗りつけます。

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5歳になる長男‘風汰‘も手伝ってくれてます(^^)

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その後、モルタルを塗ってます。いよいよ木工事に移れます!!

養生期間も入れて、1ヶ月半くらいかかりました。